AIQ株式会社様

健康データの一元管理で業務を効率化し、ワークエンゲージメントを向上させていく

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AIQ株式会社様

従業員数:50~99名
業種:IT・通信・ソフトウェア・情報処理
ご担当者様:人事総務部人事 宮﨑稚子様
導入効果

業務工数が削減できたことで従業員の健康増進のための分析や施策立案に時間を使えるようになった。

まず、宮﨑様のお仕事について教えてください。
宮﨑様:人事総務部にて健康管理業務や衛生委員会の運営、休職者対応、人事データ作成など労務業務を中心に担当しています。部署のメンバーは私の他に人事総務部長と第2新卒の若手の合計3名で、2人が採用、私が労務周りを専任しているという形です。
	AIQ様事例内画像①
宮﨑様はAIQ様に入社される前も労務のキャリアが長かったのでしょうか?
宮﨑様:元々は、大学受験予備校で営業系の仕事をしていたのですが、15年前くらい前に労務にキャリアチェンジしました。労務担当としては、既に仕組みができあがっている企業というよりは制度も未整備なベンチャー企業で体制構築の立ち上げをしてきた経験が多いです。
今までの企業様とAIQ様の労務、健康管理業務の状況や考え方には違いがありましたか?
宮﨑様:いえ、もうまさにベンチャーという感じで今までの会社と似たような状況でした。まずは、法令遵守を徹底するところからのスタートでした。今までの会社と大きく違うところとしては、私が入社した時点でいろんな労務系のシステムが既に導入されていたことですね。ただ、システムが導入されてはいるものの活用しきれているとはとても言えず、medimentについても健康診断結果をPDFでアップロードできるシステムという以外になんの情報もないという状態でした。当時、健康診断結果はGoogle Driveに保管されていたので、まずはそれをmedimentで機微情報として適切に管理できるようにしていきました。

システム導入で健診受診結果のとりまとめから解放

機微情報である従業員の健康データを適切に管理して法令遵守するということがシステムを通じて達成できたかと思いますが、他にどのようなところでmedimentの導入効果を感じていますか?
宮﨑様:健診の受診結果とりまとめから解放されたというのが一番です(笑)。医療機関から届いた健康診断結果をまとめてExcelの管理表に入力してから、労働基準監督署への報告書を作成するという流れだったのですが、medimentがないと医療機関によって有所見の判定基準も違うので管理表にまとめる作業にとても時間がかかってしまうんですね。それがmedimentを使うと結果をアップロードするだけで統一フォーマットに反映、集計されるので、作業時間としては80%くらい削減できている感覚です。有所見者がリスト化されて簡単に把握できるので、二次健診の勧奨などフォローの工数も削減できて良いなと思っています。
効率的にアプローチすることで従業員の健康増進も期待できそうですね。
宮﨑様:はい、そうですね。業務効率化ができたことで、本来やりたかった分析と改善のためのアクションに時間を使えるようになりました。medimentでは健康診断の他にストレスチェックの管理もしているのですが、社内周知から集団分析までシステム内ですべて完結できるので、はじめてにも関わらずスムーズに実施ができ、分析をしっかりとおこなえました。
	AIQ様事例内画像②

ストレスチェックへのオリジナル設問追加でワークエンゲージメントを測定

ストレスチェック結果を分析されてみていかがでしたか?
宮﨑様:チームごとの分析をしたのですが、やはり「この方が入ってきて雰囲気が良くなったな」と感じていたマネージャーがいるチームは、上司や周囲からのサポートなどすべての項目でとびぬけて(チームが)強いという結果が出ていました。こういった結果がしっかりと見える化されるので社内にも共有やフィードバックをしやすいなと感じました。
あと、会社全体の特徴としては裁量を持って働けている社員、チームが多いという傾向があったのですが、その結果を見て良かったね、だけで終わらせてはいけないと思っています。「裁量がある」というのが一定の責任と自由を持って働けていることを意味するのか、ただマネジメントが機能していなくて野放しになっているだけなのかということを見極めていかないといけません。そういった踏み込んだ分析をして経営層や社内に展開していくにあたっても、medimentで結果がデータ化されていることが助けとなりました。
経営層の方からの反応はいかがでしたか?
宮﨑様:経営層からは母数は少なくても組織全体の傾向が表れているという反応をもらいまして、1年に1回にとどまらずもっと頻繁にやった方が良いのではないかという意見も出ました。上司と相性が悪いなどの理由でメンバーが活躍できていないのは会社にとって損失だと経営層も認識してくれており、実施回数と内容について見直すことになりました。
ストレスチェックの実施回数を増やされることになると思いますが、内容はどのように見直されるのですか?
宮﨑様:現在は、厚生労働省が推奨している57問のストレスチェックを実施しているのですが、そこにmedimentでオリジナル設問を追加して従業員のエンゲージメントを測れる内容にする予定です。働く目的や職場への帰属意識、レジリエンスやマネジメントといったテーマについて聞いていくイメージですね。「2年後この会社で働いていると思うか?」みたいな人事としては聞くのが怖い質問もするつもりです。現状、定着率に課題を感じているというのもあるのですが、私たちのような小さな会社が成長していくためにはエンゲージメントの向上が絶対に欠かせないので、パフォーマンスを発揮できる環境を整備するために、とにもかくにも問題がどこにあるのか、 従業員が気にしている不満点はなんなのかをクリアにしたいと考えています。

どうせ働くなら働きがいのある環境をつくりたい

ストレスチェックの実施方法を変えていくということ以外にも、今後medimentを通して取り組みたいことはありますか?
宮﨑様:今は健康診断もストレスチェックも「法令だからやります。やったら分析します。結果を共有します。」っていう一定のルールに則った体制を整備できたという状態です。でも、「結果が出ました」だけで終わりにしたら従業員の健康状態はずっと変わらないので、 経営層やマネージャー層と連携して改善のためのアクションを考えていきたいと思っています。私の今期の個人目標としても結果を分析して取り組むべき施策を提案するというのがあるので、ネクストアクションを考えるということをしっかりとやっていきたいです。
法令遵守や業務効率化にとどまらず、実際に従業員の方の健康増進にまで踏み込んでいかれたいということですね。
宮﨑様:はい、私が人事の仕事をする上で大切にしている考え方の1つとして、どうせ働くなら働きがいのある環境を作りたいっていうのがあるんですね。私はフロント側の人間ではないので売り上げの数字を作るとかはできないんですけど、数字を作る人たちが活躍できる環境、パフォーマンスを発揮しやすい環境を用意するっていう姿勢を忘れないようにしています。そういった環境整備のための大前提としてシステムを活用した業務効率化は必要不可欠だと考えています。



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