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【例文付き】ストレスチェックの案内文作成手順完全ガイド!テンプレ付きで解説

資料DL「企業内担当者向け ストレスチェック制度に対応するための8つのポイント」

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2015年12月より労働安全衛生法に基づき、常時50人以上の従業員がいる事業所は1年に1回以上、ストレスチェックの実施が義務付けられました。

ストレスチェックの実施において従業員の受検率を高めるためには、ストレスチェックの趣旨や個人情報が含まれる結果の取り扱いについて、従業員に対して正しい情報を明確に伝え、受検者に安心して受けてもらうことが重要です。

この記事では、ストレスチェックの実施を的確に伝える案内文の書き方について、例文(テンプレート)を交えてご紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.ストレスチェックの案内文作成における重要ポイント5つ
  2. 2.ストレスチェック案内文の例文テンプレートを紹介
  3. 3.ストレスチェック受検率アップのために案内文で工夫すべき点は?
  4. 4.ストレスチェック案内文の工夫が受験率アップにつながる


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  ストレスチェック制度完全マニュアル~概要から実施方法まで徹底解説~ 2015年12月より、労働安全衛生法第66条の10に基づいて、一定規模を超える事業場に対して、ストレスチェックの実施が義務付けられました。 この記事では、ストレスチェック制度の概要や、実施マニュアルにのっとったストレスチェックの実施方法を解説していきます。 mediment(メディメント)


ストレスチェックの案内文作成における重要ポイント5つ

ストレスチェック実施に合わせて案内文を作成する必要があります。作成時に意識したい重要ポイントを5つご紹介します。


①ストレスチェックの意義・目的を周知する

ストレスチェックの目的は、「労働者のメンタルヘルスの不調を未然に防ぐこと」です。

受検者にストレスチェックの意義を正しく理解してもらうために、目的や活用意図を従業員に周知しましょう。

また、「労働安全衛生法」でストレスチェックの実施が義務付けられたこと、法に基づく制度であることを伝えます。


②ストレスチェックの実施期間や受検方法について具体的に記載する

ストレスチェックの実施期間やどのように受検できるのか、所要時間や仕事とみなされるのかなど、具体的な実施内容を分かりやすく記載しましょう。特に初めてストレスチェックを実施・受検する場合は、内容の明確化が不安軽減につながります。

受検者が実施内容や活用方法を前もってイメージできればできるほど、受検に対する心理的ハードルを下げられます。


③回答内容や個人情報の保護について明記する

ストレスチェックの回答内容の取り扱いや、その後の対応に不安を感じる人もいます。

よって、個人情報の取り扱いを明確にし、回答内容や個人情報の保護を厳守している旨を伝えることが重要です。

ストレスチェックの受検は任意のため、個人情報の取り扱いに関する不安を解消できなければ受検を拒否されてしまう可能性もあります。


  • 上司や同僚に結果が伝わることはないこと
  • ストレスチェックの結果によって決して本人の評価に影響を与えることはないこと
  • 結果によって解雇や異動など不当な扱いを被らないこと


以上の情報を明確に伝えましょう。

さらに、ストレスチェックの結果は、個人宛に通知されるため第三者の目に触れることはなく、本人の同意なしに事業所に提出することも禁止されています。

上記についてもしっかり明記してください。


④匿名状態にて分析結果を報告書作成に使用する点を明記する

ストレスチェックの結果を集団分析等に活用する場合には、個人が特定されないよう完全に匿名化された状態で、分析・報告書作成に使用することをあらかじめ伝えましょう。

分析の対象が少人数の場合は個人を特定できる可能性が高いため、本人の同意が必ず必要です。

ストレスチェック後の集団分析は、健康を損ねる可能性のある集団を把握でき、より支援が必要な部署はどこか、どのようなことが不調につながっているかなどの傾向を知れます。


⑤従業員が容易に目にできる工夫をする

案内文を作成しても、従業員の目に留まらなければ意味がありません。誰もが容易に目にできるよう、案内文の作成内容とともに周知方法にも工夫、配慮することが重要です。

メールや社内チャットでの通知に加え、書面配布や社内報への掲載、社内掲示板の活用など、事業者の勤務実態に合わせて取り組みましょう。

ストレスチェック案内文の例文テンプレートを紹介

上記5つのポイントを踏まえ、実際のストレスチェック案内文テンプレートをご紹介します。

案内文作成時に参考にしてみてください。



例文:ストレスチェックの意義

ストレスチェックを実施する目的は、「ストレスの要因を把握し職場環境を改善することで、メンタルヘルス不調を未然に防ぐこと」だと記載します。

今般、メンタルヘルスの不調を未然に防ぐことを趣旨とし、セルフケアの更なる充実化、働きやすい職場環境の形成を目的に、労働基準衛生法に基づき、産業医○○先生および、保健師○○さんを実施者としたストレスチェック(職場のストレスの度合いを図るもの)を実施いたします。


例文:実施期間・受検方法

ストレスチェックの実施期間や受検方法、所要時間についてなるべくわかりやすく記載します。

・実施期間

令和○年○月○日(○)〜□月□日(□)

*□月□日(□)△△:00までにご回答をお願い致します。


・実施方法

原則WEBにて実施をお願い致します。

詳しくはこちらをご参照ください。URL:

                利用者ガイド:

・回答所要時間

約○分〜○分程度(就業時間としての取り扱いとなります)


例文:個人情報の管理について

プライバシーは確実に保護され、ストレスチェックの受検結果が上司や人事担当者などの第三者に伝わることはなく、個人情報はしっかり管理されることを明記します。

個人のストレスチェック結果は、社内の産業医・保健師のみが確認します。受検結果が個人を特定できる形で上司や人事部門などの第三者に漏れることはありません。


例文:匿名化した分析結果について

ストレスチェックの結果は、個人が特定できないよう匿名化された状態にて、分析や報告書作成に使用することを伝えます。

職場全体のストレス傾向の把握を目的とし、ストレスチェック結果を匿名化したうえで集計・分析し、報告書の作成に使用しますのでご了承ください。


ストレスチェック受検率アップのために案内文で工夫すべき点は?

社内全体のストレス事情を正しく認識し、一次予防効果を高めるためにも、1人でも多くの従業員にストレスチェックを受けてもらうことが重要です。

受検率アップのために、案内文で工夫すべき点を解説します。


ストレスチェックの周知方法を工夫する

ストレスチェックの実施をメールや封書、ビジネスチャットや社内掲示板に掲載することもできますが、それだけでなくもっと受検率を高めるために、朝礼や全体ミーティングでストレスチェックについて直接従業員に説明したり、説明会を実施したりする取組みも有効です。

説明時には適切なセキュリティ対策をし、実施内容やストレスチェックはメンタルヘルスの不調を未然に防ぐことが目的だとしっかり伝えましょう。ストレスチェックに対する不安の解消が、従業員の安心感を高め受検率アップにつながります。


ストレスチェック実施期間中は繰り返しリマインドする

ストレスチェックはスマホやWeb上で簡単に受検できる分、日々の業務に追われるうちについ後回しにしてしまい、うっかり受検し忘れてしまうケースもあります。

受検漏れを防ぐために、受検期間中や受検間近の時期にはくり返しリマインドメールを送るなどの対策を行いましょう。

また、リマインドを週明けではなく週中にしたり、月初や月末の忙しい時期を避けたりと、曜日や時間などを工夫することもできます。


管理職ならではの不安を解消する配慮も重要

ストレスチェックは法律で義務付けられているため、管理職にも1人の従業員として同じようにストレスチェックを実施することが求められます。

その一方で、「部下が高ストレス者と判定された場合、自分自身の管理能力が問われるのでは?」と管理職ならではの不安に駆られる可能性も考えられます。


  • ストレスチェックの結果は人事に影響を及ぼすものではないため、管理責任や不当な扱いを受ける心配がないこと
  • 評価結果等に関して疑問を感じた場合は、ストレスチェック時に設立される相談窓口に相談できること


などを事前に伝えるなど、管理職の不安を解消する配慮や対策も重要です。


ストレスチェック案内文の工夫が受験率アップにつながる

ストレスチェックの案内文を例文付きでご紹介しました。

できるだけ多くの従業員にストレスチェックを受検してもらうため、ストレスチェックの目的を明確にし、より良い職場環境につなげられるよう、案内文を工夫して受検率アップを目指しましょう。


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mediment(メディメント)は、従業員のあらゆる健康データを一元管理し、産業保健業務の効率化を支援するクラウドシステムです。 クラウドシステムならではの多彩な機能で、あらゆる業務のペーパーレス化を実現し、従業員のパフォーマンス向上に貢献します。

監修者情報

三浦 那美(メディフォン株式会社産業看護師/第一種衛生管理者)

看護師として大学病院の内科混合病院にて心疾患や糖尿病、膠原病などの患者対応業務に従事。その後、看護師問診や海外赴任向けの予防接種を行っているクリニックに転職。これら医療機関での経験を通じ、予防医療やグローバルな医療提供の重要性を感じ、メディフォンに入社。現在は、産業看護師として健康管理システム「mediment」のオペレーション業務やコンテンツ企画を担当。

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